八女伝統本玉露とは ABOUT

静岡、京都等日本各地にお茶の名産地はありますが、
福岡県八女市で作られる八女伝統本玉露は、
玉露の生産量、品質共に日本一を誇っています。
八女伝統本玉露は高い品質を誇り、現在日本を代表するお茶のブランドとして世界での知名度も高くなっています。

八女伝統本玉露とは

玉露の生産が盛んな八女茶の中でも、玉露のうまみが最大限発揮できるような伝統的生産方法で作られたお茶が八女伝統本玉露です。

八女伝統本玉露は稲わらなどの自然素材をお茶の木に覆いをかぶせて栽培する「おおい茶」に分類されます。日光を遮ることで茶葉は艶やかに育つことができ、お茶を入れた時には、渋みが少なくうまみの濃いお茶になります。
天然素材を使って覆うことで温度・湿度が茶芽の生育に適切な状態を保ちます。

また手摘みによる収穫は、新芽の柔らかい部分のみを収穫することができ、 大きさの均一な茶葉になります。

このように手間をかけて丁寧に作られた八女伝統本玉露は、うま味成分であるテアニン等のアミノ酸を多く含み、渋味を呈する成分であるカテキン類の含有量が抑制されています。

そのため、浸出液の味は、まろやかでこくがあります。

玉露と八女伝統本玉露の違い

玉露と八女伝統本玉露の違いは、その栽培方法に違いがあります。
八女伝統本玉露と呼ぶためにはいくつもの明確な栽培条件があり、それらを全て満たしたものだけが
八女伝統本玉露と呼ぶことができます。

その条件とは、

  1. 自然仕立ての茶園とする。
  2. 肥培管理が十分行われた茶園とする。
  3. 被覆は棚掛けの間接とし、稲わらを使った資材とする。
  4. 被覆の期間は十六日以上とする。
  5. 摘採は手摘みとする。
  6. 茶葉が硬化しないよう、適期に摘採する。
  7. 生葉管理に注意し、欠陥なく製造されたものとする。

玉露本来のうまみを最大限引き出す栽培方法を行ったものだけに
与えられる八女伝統本玉露は、
伝統的な八女茶の作り方にこだわりぬいた
最高級の玉露となります。

地理的表示保護制度(GI)

GIマーク

八女伝統本玉露は農林水産省の地理的表示保護制度(GI)を取得しています。GIマークとは、その土地で長年培われた特別な生産方法や気候・風土・土壌などの特性によって他にはない高い品質を得ることができるようになった産品の名称(地理的表示)を知的財産として保護する制度です。

玉露の中でも昔ながらの栽培方法で、八女で手間をかけながらも最高の品質を追い求めたものだけが得られるのがGIマークです。平成27年12月22日に第五号として『八女伝統本玉露』が登録されました。

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